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応急的な固定術

こんにちは日比です

そろそろ梅雨が明けてきて蒸し暑さとは違い、カラっとした暑さになっていきましたね
今まではジメジメしていましたが、今度は乾燥して太陽の日差しが照りつくような暑さですね
まぁ、熱いことには変わりませんけど(笑)

さて、今回は応急的な固定術についてお話しします。
まず最初に骨折の固定についてみなさんはどういうのイメージしていますか?
包帯で固定、テーピングでの固定、固定具を使った固定し三角巾で吊るす、ただ何もせず患部を動かさない等々考えれば考えるほど千差万別でいたりつくせりです。
けどみなさんが最初に考えることは共通して骨折をしたときは折れた部位をできるだけ動かさないという答えになるはずです。
ですが動かさないということだけでは当然固定ができている訳ではないし、不安定な状態です。
包帯やテーピングでもただ巻いただけでは効果は薄く、緊縛ともいえる固定をすれば患部の血流が悪くなり症状の悪化もあり、患部に必要以上の負担になります。
しかし身近にあるもので誰でも応急に尚且つ必要以上に身体に負担にならない固定術があります。

まず固定する際気をつけることがあります。
・症状を悪化させないため不用意に姿勢を変えないこと
・損傷部位に無用に痛みを与えないことや不安感を煽らない
・意識障害や大出血など生命にかかわる症状があるならばそちらを優先する
・骨が皮膚を突き破っている骨折はその状態のままにすること、動かしたり触れたり戻すと感染症にかかってしまうため、滅菌されたガーゼなどで覆いつくす
・固定の際は固定部の上下関節が固定できるようにする

例えば腕が骨折したとき厚い雑誌や新聞紙で包んだりにしたり添え木や傘などを副木にし骨折部位に添えて包帯で巻くことで効果的な固定具ができます。
レジ袋も袋の両サイドを切り、横から腕をいれて持ち手を重ねて首から吊るせば三角巾になります。
ネクタイやストッキング、ラップ、シーツは包帯として使えます。

応急処置をしたらすぐにかかりつけの病院や整形外科などでしっかり処置を受けてください。
このように身の回りのものでも骨折の応急処置も充分可能です。

みなさんの勇気ある行動が今後の治療に影響をもたらすから、もしそのような現場に遭遇したらこの応急処置を活かして助けてあげてください。

それではごきげんよう!!

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