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桃の節句

年末年始からあっという間で、3月に入り、今日はひな祭りですね。                                                                             女の子のための日、や、桃の節句、とは随分かわいらしいフレーズですが、女性だけ仕事をお休みしていい祝日にならない以上、私はひな祭りと敵対関係を続けたく存じます。

こんにちは、スタッフのきまたです。                                                                今は勝手にひな祭りと敵対関係にある私ですが、他の方がそうであるように、ひな祭りになると、小さい頃はこの日に特別祝ってもらっていた時分を思い出します。

私の家では、小さい頃はひな祭りになると、母が立派なひな壇にお飾りをして、お餅やらあられやらを添え、お祝いをしてくれていました。                                                                              そうしてお夕飯はちらし寿司に蛤のお吸い物と、縁起に富んだ品を並べてくれていたものです。                                    その頃はそれが毎年のあたりまえで、特別なことだとは思っていませんでした。

けれど大人になった今考えると、あれはとてつもない労力を使うイベントだったのだと、思うようになりました。               早くからひな壇を出し、埃を払って組み立てる。 ひな人形の一人ひとりを、完成図とにらめっこしながら決められた位置に座らせる。                                                                                                                                                        そうしてやっとできたお雛様は、また母が時間をかけて一体ずつ丁寧に和紙でつつみ、片づけるのです。                                お夕飯のちらしずしについても、酢飯を作る手間やなんやだって、楽なものではないですよね。

あの頃は特別感謝もしていなかったように思いますが、今思えば、非常に大事にされていたんですよね。                              頭が悪くても、わがままでも。どんな子でも、親にとってはみんな一番なんだ、と思い出す出来事の一つです。

小さい頃は分からなくても今になるとわかる、たくさんのありがたさ。 これからもたくさん見つけて、成長していけたら良いなと思います。                                                                                                                           皆様もたくさんの愛情に気付ける毎日を過ごせますように、応援しています。

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